『女性同性愛者のライフヒストリー』、アセクシャルの記載

『女性同性愛者のライフヒストリー』の本を読みました!

 

1999年発行の本ですが、

本の中に「エイセクシュアル(asexual)」の記載がありました。

 

※アセクシャルは、英語表記を日本語に発音した都合で、「アセクシャル、エイセクシャル、アセクシュアル、エイセクシュアル、Aセク」など、表記は様々ですが、いずれも同じ意味です。

 

 

<歴史>

アセクシャルの歴史は、

2001年に海外のアセクシャルコミュニティサイトAVEN(https://www.asexuality.org/)設立

 

日本では、2002年頃から、アセクシャルコミュニティサイトができ始め、

(参考:http://www.asexual.jp/index.php

2000年初めから広まり始めたと言われています。

 

 

<本の中の定義>

『女性同性愛者のライフヒストリー』の本の中では、

「エイセクシュアルasexual)」の定義を、

「性的な欲望を持たない、もしくは性的な欲望がきわめて弱い人や状態」として

紹介していました。

恋愛感情の有無を問わず、「性的な」なので、現在の海外定義のアセクシャルに近く、

 

「性的な欲望が極めて弱い」を含んでいるので、

現在の海外定義の「アセクシャル・アンブレラ(Asexual umbrella)」や「エース(Ace)」を

含めている定義で使っているようでした。

 

 

<事例>

本の中では、レズビアン当事者の事例について、紹介されています。

事例の中では、アセクシャル・エース当事者と思われる方についても紹介されていました。

 

「レズビアンであり、エイセクシュアルである」方のストーリーを掲載していました。

 

 

本の中では、

「恋愛やセクシャリティを超えた友情」

「性を感じさせない人」

「セックスは淡泊。率先してやるほど好きではない」

などの表現を使っていました。

 

 

 

 

 

1999年発行の日本で、アセクシャルの言葉が一般に広まるのより、前の本ですが

 

性的指向を恋愛感情と、「性欲の有無」に分けて、別のものとして表現をしていました。

 

恋愛感情→レズビアン

性的に惹かれる→アセクシャル

 

 

2000年よりも前に、アセクシャルという言葉自体は使われていたことが、分かりました!

 

 

 

 

 

 

月島ゆな